僕がその事件に遭遇したのは、まったくの偶然だった。 ジークデン砦の惨劇より十日ほどたったある日。僕はレナリア台地からガリランドへと至る山道を、人目を避けるように歩いていた。想像したくはないが、僕は公然と北天騎士団へ反旗を翻したのだ。兄達とて…
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