ベイオウーフxレーゼ
五十年戦争の終結以来、畏国のあらゆる場所を貧しさが覆い尽くし、潤いを求めて大小様々な 徒党が溢れ返るようになったが、その内情は実に様々だ。 利用するだけ利用され、終戦と共に切り捨てられた敗残兵たちの義賊もあれば、田畑を捨てた
深夜。 ザーギドス一を自称する汚らしい宿屋の裏手に設けられた厩へ、足音を忍ばせて 入ってくる者がある。 「レーゼ。レーゼ、元気にしているかい」 答える低い唸り声はドラゴンのもの。つい先日、晴れて異端者一行の一員となった 剣士ベイオウーフと、謎め…
ラムザ「……え? 恋人……? このドラゴンが?」 ベイオウーフ「呪われたんだ。けれど、どんな姿だろうとレーゼはオレの恋人さ」 ホーリードラゴン(レーゼ)「///////」 ムスタディオ「凄いな、アンタ。絶対に助けろよ」 ベイオウーフ「……必ず。うん? どうし…